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東播用水事業の概要

維持管理概要

4)配水に関する特記事項

 日常の配水管理において、平日の夜間並びに休日(土曜日、日曜日、及び祝日)は、水量や送水先の変更はできませんので、ご注意をお願いします。
 但し、送水中の溜池が満水になるなど急な降雨などによる送水停止が必要な場合は対応しますので、土地改良区にご連絡をお願いします。
 このほか揚水機の運転、地域の実情等に応じて通常の配水と異なった対応を行う場合があります。

(1)大沢及び北神戸系の揚水機の運転

 大沢支線水路及び北神戸幹線水路の第1段及び第2段揚水機場を昼夜運転する時期(通常年の場合)は、5月中旬から9月上旬を予定しています。かんがい期初期は送水個所数及び経費節減対策の関係から可能な限り昼間運転とするのでご理解願います。

(2)非かんがい期の畑作用水

 溜池掛の地区において、非かんがい期に畑作用水として相当量の用水を必要とする地区は、路線担当者と十分協議して頂き、かんがい期後期に溜池の貯水量を調整してください。

(3)小規模溜池への送水

 比較的小規模な溜池への送水は、短日数(又は短時間)で送水を停止する場合があるので、平日送水を基本としますが水利委員と調整の上送水量を減量調整して休日も連続して送水する場合があります。
 特にポンプで送水する地区においては、送水開始停止を頻繁にする必要があり、休日等の送水ができない場合があるので、路線担当者と十分協議して下さい。

(4)農地造成のファームポンドへの送水

 農地造成地区のファームポンド(コンクリート水槽)への送水は、かんがい期は原則として自動給水とし、かんがい期後期には満水にして自動給水を手動給水に切り替えるので、冬期の防除等の管理用水の使用に当たってはファームポンドの貯水量に注意して頂き必要に応じて事前に送水の依頼をして下さい。
 大川瀬導水路等が送水されて無い場合は、日数又は時間が掛かるため、即時に送水できない場合があるので予めご了承ください。

(5)開水路による送水地区の休日送水

 開水路により送水する地区は、送水1ヶ所の変更は数ヶ所の送水量を調整しなければならないため、気象の急変(降雨・強風等)のない限りは休日の送水量の調整は行わないものとします。

(6)開水路による送水地域における気象状況の変化による対応

 開水路により送水する地域で集中した降雨があり周辺の地形等の状況により、水路へ多量のごみ(投棄ゴミ・木枝・枯葉等)を含んだ排水が流入し、スクリーンに滞留するなどにより、スムーズに流下せず溢水する恐れがあるため、事故防止のため放水工からの放流や溜池に放水する場合があります。

(7)南部水系への非かんがい期送水

 淡河頭首工から非かんがい期に取水して溜池に貯水する地域への送水は、溜池貯水状況を勘案し送水開始時期(通常年は2月頃から)を決定し、河川取水を優先しながら送水し、河川流況により計画送水できない場合はダムから送水することとします。