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東播用水事業の概要

加古川水系広域農業水利施設総合管理事業

■事業概要

 加古川水系で実施された。
 鴨川ダムを主水源とする「東条川地区」、糀屋ダムを主水源とする「加古川西部地区」と呑吐ダム等を主水源とする「東播用水地区」の3地区について、 それぞれのダムを一元的に管理する事業として平成2年10月から加古川水系広域農業水利施設総合管理事業(以下、「総合管理事業」という。)が実施され、農林水産省が直轄管理を行っています。

■東播用水地区における総合管理事業対象施設

水源施設
下記の3ヶ所のダム及びダム間を結ぶ導水路
幹線水路
中央幹線水路
(呑吐ダムから神戸市西区押部谷町を経由して、神出町南にある兵庫県企業庁神出浄水場取水口まで送水する路線)
川代ダム ゲート式ダム H9.0*L95.0m
川代導水路 トンネル L13.4km、Qmax12.0m3/s
大川瀬ダム 重力式コンクリートダム H50.8*L164.0m
大川瀬導水路 トンネル、管水路等 L22.7km、Qmax4.6m3/s
呑吐ダム 重力式コンクリートダム H71.5*L260.0m
中央幹線水路 トンネル、管水路等 L9.1km、Qmax3.52m3/s
大沢第1段揚水機場 300mm・315kw  2台
北神戸第1段揚水機場 250mm・230kw  1台
400mm・560kw  2台
呑吐ダム揚水機場 450mm・132kw  2台

管理事務所:近畿農政局加古川水系広域農業水利施設総合管理所(呑吐ダム管理所)

■対象施設の管理費用の区分

 加古川水系の3地区の管理は、兵庫県企業庁(上水道・工業用水)の事業と農業用水側の総合管理事業が一つになって実施しているものです。
 負担は東条川、加古川西部、東播用水の各地区別に区分して負担しており、東播用水地区の総合管理事業負担割合は下記の通りです。

上水道(兵庫県企業庁)
58.3%
農業用水
41.7%

■東播用水地区の農業用水側の負担

 東播用水地区の農業用水側の負担は、下記のとおりです。

77.5%
0%
農家負担
22.5%(単価 約600円/10a)
※農家負担分は、当該年度の受益地に対し市町が面積割りで直接県に納入している
  ので、農家の直接負担にはなっていない。
※農地転用等により地区除外した面積に相当する負担は、土地改良区が預っている
  地区除外決済金から県に納入している。

■総合管理事業の系統模式図

総合管理事業の系統模式図

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